「君が前の彼氏としたキスの回数なんて俺が3日でぬいてやるぜ」

■用事もないしアラームもかけてないのに7時前に目が覚めた。
テレビで森昌子が出ていて、あたしはこの人が嫌いなのであれこれ文句を言っていたら、父親に怒られた。
そして父親はあたしを傷つけようとする言葉（仕事をしていない件など）を口にしかけて、慌てて口をつぐんでいた。
「森昌子が好きなの？」と聞いたらそうだと言って、それ以上は何も言わなかった。
午前中は2時間ほど出かけた。本屋に行ってぐるぐる見て回って、これを買った。星の王子様は本当に大人向けだと思う。よかった。
それから小さな買い物をいくつかして各種支払いを済ませて帰ったら、塚地が盛大に掃除をしていたので手伝う。
掃除中でキッチンが使えなかったので何も食べられず、面倒なので少し寝てしまった。
少しして起きて、書類の整理をしたり提出用履歴書の直しなんかをした。

そういえば、流星群はもういってしまったのか。

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「ZK」って、「絶対かっこええ」の略だったはず。うろ覚えだけど。

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「全然駄目だ」と思う。
でも、否定しないとやってられないことと、肯定しないと進めないことってある。
どちらかひとつだけでもうまくいかないし、面倒だ。
だけど、上手くいえないけど、凝り固まってるうちはそれ以上のものは分からないと思う。
一般論ではなくて、感覚としてそれを感じなければ、息の詰まるような焦燥感とそれをかき消そうとする思考の流れや、確かに体感する体の中の渦みたいなものは分からない。
分からないなぁ、と思う。

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自分の中の決着は、多分随分前からついているのだけれど、あたしは甘いので多少期待してるのかもしれない。
少ないパーセンテージの方を信じるようになっているのだ、つまるところ。
こうゆうやり方は全く合理的じゃないなぁ、と思うけど、心理的なものだろうか、穿った見方をしてるつもりはないのだけれど。

兎に角、せめて自分の中だけで済むのだったら、彼女の件に関与したくない。
その為ならいくらでも迂回するな、多分。