まったく駄目だ、また風邪が悪化した。
体の調子が悪いと落ち着かない。気持ちまで腐ってるような気がしてくる。
帰り、なんだかんだ言ったけど結局合流することにした。
ロミヲの忘れた財布を届けにロミヲの男の家の近くに行ったらロミヲが出てきてAに感謝などを告げながらずっとあたしの頭を撫でくりまわしていた。
それからガストに行ってしばらく喋ってるうちにどんどん仮死状態になってきた。
無理が利くうちはいいけど、最近無理が利かなくなってきてる。
仕事探しでかなり精神が磨り減ってるので、そっちに気を取られてそれ以外のことがうまくできない。
こうゆう余裕のなさが駄目なんだと思う。
目に映るもの全てが自分の苛立ちを増幅させ、理不尽な気持ちでいっぱいになる。
ついに戦いに入ったな、と思った。
四六時中自分を相手に決着のつかない戦いを繰り返す。
他のものは介在しないし、できない。
でも結局のところ、そうゆう時間があたしには多いと思う。
他人を大切に思っても、結局自分の領域はそれとは別に確保されていて、そこでやらなきゃいけないことがあるとそっちに掛かりっきりになってしまう。
他人と向き合おうとすると自ずと自分自身とも向き合うことになるけれど、自分自身と向き合わなければいけないときというのはなかなか他人と向き合えないものだ。
外に目をやってると反射で内を見ることもできるけど、内側に目線を向けてると外は見えない。
それはあたしが不器用だからそうなのか、それとも自然にそうゆう仕組みになってるのかは分からない。
とにかく今は内の戦いに入ってる。
これを倒さないと前には進めない。
あたしは真面目一辺倒の意固地なので、もしこれについて他人にとやかく言われても一切聞かないと思う。
ここだけはゆずれない、ってやつ。
気合入れて人生頑張ってみます。
「なんかできることはないか」と言われたので「頑張るから見守ってて」と言ったら、意外そうだった。
よくよく考えてみたら、何もしてくれなくていいから見守ってろ、などというのは女の台詞じゃないのかも。
でも「助けて」とか「甘やかして」とか、死んでも言いたくないし、そんなことを言うこと自体が理解できない。
そうゆうのってそもそも他人に求めるものじゃないと思う。
そうゆう頭で生活してきたから、要求してくる人に対して理解を示せないし、要求されて与えることもしない。（したくないから）
これはいつから自分に根付いた価値観なのか、よく分からない。
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